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冷蔵ショーケース 買取の相場と査定で確認したい5つのポイント

公開: 2026年7月3日
飲食店を畳む準備を進めているオーナーの中には、厨房に残る冷蔵ショーケースをどう扱えばよいか迷う方が少なくありません。この記事では、冷蔵ショーケースの買取相場や状態別査定の目安、搬出時の注意点などを具体的に整理します。判断を急がず、まずは相場や手続きの全体像を把握したい方に参考にしていただける内容です。

この記事で分かること

飲食店の閉店や業態変更に伴い、厨房機器の処分を検討するタイミングは突然訪れます。冷蔵ショーケースは大型で重量があり、搬出作業や残置物の扱いに手間がかかるため、早めに情報を集めておく方が多いようです。以下では、買取相場や査定のポイントを具体的に解説します。

冷蔵ショーケースの買取相場レンジと型式による違い

冷蔵ショーケースの買取価格は、型式・年式・冷媒の種類・稼働状況によって大きく変動します。2023–2024年時点で、買取事業者が公表している参考価格帯をまとめると、以下のようなレンジが目安として挙げられます。

型式・仕様製造年買取相場目安(税込)備考
オープン型(冷蔵) 幅1200–1500mm2018年以降25,000–55,000円省エネ基準適合品は上振れしやすい
同上2015–2017年10,000–30,000円冷媒R404AからR448A等への移行期
引戸型(冷蔵) 幅900–1200mm2018年以降15,000–40,000円ガラス傷の有無で±10,000円程度変動
同上2010–2014年3,000–15,000円部品取り需要が中心
多段オープン(冷凍兼用)2016年以降30,000–70,000円冷凍対応は需要が安定しやすい

※具体例は店舗の契約内容・状況により異なります。実際の査定額は現物確認や需要状況で変わるため、複数の事業者に見積もりを依頼する方が増えています。

相場を左右する主な要素として、以下の3点が挙げられます。

  1. 冷媒の種類:R22やR404AからR448A・R449Aなど新冷媒に移行した機器は、環境規制対応で需要が残りやすい傾向があります。
  2. 省エネ性能:2015年以降の「省エネラベル」表示がある機種は、買い取り後の再販先が比較的見つかりやすいと言われています。
  3. オプションの有無:LED照明・霜取りヒーター・デジタル制御パネルなどが標準搭載されている場合は、加点評価されるケースがあります。

国税庁が公表する「減価償却資産の耐用年数表」では、冷蔵ショーケースを含む冷凍冷蔵機器の法定耐用年数は6–8年程度とされていますが、実際の使用年数と買取価格は必ずしも一致しません。耐用年数を超えていても、定期メンテナンスが行われていれば一定の価格が付く可能性があります。

状態別に変わる査定ポイントと事前チェックリスト

買取事業者が重視する状態確認項目を、事前に自分でチェックできる形でまとめました。以下のリストを参考に、写真撮影やメモを残しておくと、査定依頼時のやり取りがスムーズになる場合があります。

状態別の価格変動イメージを、簡易的に整理すると以下のようになります。

状態区分想定される価格への影響具体例
ほぼ新品同様(使用3年未満・傷なし)相場上限–+20%程度2019年製オープン型で45,000円台前半
通常使用(軽微な使用感あり)相場中央値前後2016年製で20,000–30,000円
動作するが修繕必要(ガラス割れ・霜多め)相場下限–-30%程度部品取り前提で8,000円前後
動作不良・不動0–5,000円程度または引取のみ冷媒漏れが確認された場合

査定時には、実際に電源を入れて冷却性能を確認されることが多いため、事前に試運転しておくと良いでしょう。また、店舗の立地や搬出経路が狭い場合は、事前にその旨を伝えておくことで、追加料金の有無を確認しやすくなります。

搬出・運搬費用の目安とスケジュール調整

冷蔵ショーケースは重量が150–300kg程度あり、階段や狭い通路がある場合はクレーンや解体作業が必要になることがあります。買取事業者によって「出張査定・搬出無料」とするところもありますが、実際には以下のような費用が発生するケースがあります。

項目費用目安備考
基本搬出(1階・平坦路)0–15,000円事業者による無料キャンペーンあり
階段1階分+8,000–15,000円2名体制の場合が多い
クレーン使用30,000–60,000円道路使用許可が必要な場合あり
処分のみ(買取不可)15,000–40,000円冷媒回収費用を含む場合がある

搬出日程は、買取事業者との調整で1–2週間程度かかることが一般的です。閉店日が決まっている場合は、早めに希望日を伝えておくと、複数の事業者から日程提案をもらいやすくなります。なお、大家や管理会社に事前連絡を入れておかないと、工事車両の進入や騒音で近隣トラブルになる可能性もあるため、念のため確認しておくことをおすすめします。

買取依頼前に準備しておきたい書類と確認事項

冷蔵ショーケースを売却する場合、以下の書類や情報を揃えておくと、手続きが円滑に進みやすいと言われています。

  1. 型式・製造年が分かる銘板写真(本体側面または背面)
  2. 取扱説明書(可能であれば)
  3. 購入時の領収書やリース契約書(所有権の確認のため)
  4. 閉店予定日と希望搬出日
  5. 店舗の間取り図や写真(搬出経路確認用)

リース契約が残っている場合は、所有権がリース会社にあるため、勝手に売却できない可能性があります。契約書を再確認のうえ、リース会社や管轄機関で確認をしてください。

また、冷媒回収については「フロン排出抑制法」に基づき、第一種フロン類充填回収業者による回収が義務付けられています。買取事業者が対応してくれる場合もありますが、事前に「冷媒回収証明書」の発行有無を確認しておくと、後日のトラブルを避けやすくなります。

複数の事業者に見積もりを依頼する際の進め方

相場を把握したうえで、具体的に買取を進める場合は、以下の手順を参考にするとよいでしょう。

  1. 2–3社の買取事業者に型式・年式・状態を伝えて概算見積もりを依頼
  2. 可能であれば出張査定の日程を調整し、現物確認を依頼
  3. 査定額・搬出費用・スケジュールを比較し、契約内容を確認
  4. 契約書に「所有権の移転日」「冷媒回収の有無」「追加費用の有無」を明記してもらう
  5. 搬出完了後に領収書と冷媒回収証明書を受け取る

見積もりを依頼する際は、1社だけに絞らず、少なくとも2社以上の比較を検討する方が増えています。搬出経路が複雑な店舗の場合、事前に写真を送付しておくと、概算の見積もり精度が上がる場合があります。

よくある質問

冷蔵ショーケースの買取で、年式が古いと価格は付きませんか?

年式が10年以上前でも、冷媒の種類や稼働状況によっては数千円–1万円程度の買取事例があります。ただし、部品取り需要に限られるため、0円または引取のみとなるケースも少なくありません。まずは型式と状態を伝えて、複数の事業者に見積もりを依頼してみることをおすすめします。

搬出費用は買取額から差し引かれるのですか?

事業者によって対応が異なります。買取額から搬出費用を差し引く場合と、別途請求する場合があります。事前に「出張査定・搬出無料」の条件を確認し、見積書に明記してもらうと安心です。

リース契約中の冷蔵ショーケースは売却できますか?

リース契約が残っている場合は、所有権がリース会社にあるため、原則として売却はできません。契約書を再確認のうえ、リース会社や管轄機関で確認をしてください。

冷媒回収証明書は必ず発行されますか?

フロン排出抑制法により、冷媒回収は第一種フロン類充填回収業者が行う必要があります。買取事業者が対応してくれる場合は証明書の発行を依頼し、発行されない場合は別途回収業者を手配する必要があります。詳細は自治体や管轄機関で確認をしてください。

閉店前に買取を依頼すると、営業に支障が出ますか?

事前に搬出日程を調整すれば、営業時間外や休業日に作業を進めることも可能です。判断を急がず、まずは概算見積もりを取ってから具体的な日程を検討する方が多いようです。

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本記事について
本記事は店じまい窓口の編集チームが作成した一般的な情報提供です。実際の手続きは店舗の状況・契約内容・自治体により異なるため、具体的な判断は管轄機関や専門家にご確認ください。 店じまい窓口は、ご相談内容を整理してご案内する窓口であり、代理交渉等は行いません。
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