店じまい窓口 / 記事一覧 / 居酒屋撤退時の厨房機器売却手順と相場を整理する

居酒屋撤退時の厨房機器売却手順と相場を整理する

公開: 2026年6月3日
居酒屋の撤退を検討する際に「厨房機器をどう扱えばよいか分からない」という声は少なくありません。残置・売却・廃棄の選択肢があり、費用や手間、大家や管理会社とのやり取りが気になる場合もあります。この記事では、居酒屋撤退時の厨房機器整理について、具体的な手順や相場感を中心に整理します。読者の皆さまが次に取るべき行動を検討する際の参考になれば幸いです。

この記事で分かること

1. 撤退を決める前に確認したい3つの視点

居酒屋の厨房機器は、撤退を検討する段階で「残す・売却する・廃棄する」のいずれかを選択することになります。契約内容や機器の状態によって選択肢が変わるため、まずは以下の3点を整理してみてください。

これらを事前に確認しておくと、撤退後の費用や手間をある程度見通すことができます。なお、契約書の解釈については、自治体窓口や専門家にご相談のうえ判断されることをおすすめします。

2. 厨房機器の売却相場と費用内訳の目安

居酒屋で使用される主な厨房機器の売却相場は、機器の年式・状態・需要により変動します。以下は、複数の買取事業者の公開情報や中古市場の取引事例を基にした概算値です(2023-2024年時点の参考値)。

機器例状態の目安買取相場(目安)備考
業務用冷蔵庫5年以内・動作良好3〜8万円大型は輸送費別途
ガスレンジ3〜7年・使用感あり2〜6万円架台付きの場合変動
食器洗浄機5年以内・メンテ済5〜12万円部品在庫状況で上下
製氷機3〜6年・清掃済2〜7万円水道工事撤去費別
フライヤー4〜8年・使用感あり1〜4万円油処理費用が発生する場合

売却を検討する場合、上記の相場から「輸送費・クリーニング費・撤去工事費」を差し引いて手元に残る金額を試算しておくと良いでしょう。実際の査定額は機器の個別状態により異なるため、複数社から見積もりを取ることを検討してください。

売却時の主な費用内訳例

項目目安金額(税込)備考・注意点
輸送費(1台あたり)1〜3万円大型冷蔵庫は別途加算
クリーニング費5,000〜15,000円状態により不要な場合あり
ガス・水道停止工事2〜5万円大家・管理会社指定業者を使う場合
残置撤去工事3〜8万円1日作業の場合の相場

※具体例は店舗の契約内容・状況により異なります。実際の金額は現地確認後に変わる可能性があります。

3. 売却までの6つの手順

居酒屋撤退時の厨房機器売却は、撤退スケジュールに逆算して進めることが一般的です。以下は、売却を検討する際に参考にされることの多い手順例です。

  1. 撤退予定日から逆算して3〜6ヶ月前:契約書・機器一覧表の確認
  2. 2〜4ヶ月前:複数買取事業者へ査定依頼(写真・年式・型番を準備)
  3. 1〜3ヶ月前:査定結果を比較し、売却先を決定
  4. 撤退1ヶ月前:売却契約書の締結と搬出日の調整
  5. 撤退直前:クリーニング・ガス・水道の停止手配
  6. 撤退後:売却代金の入金確認と領収書の保管

※具体例は店舗の契約内容・状況により異なります。各工程の所要日数は、機器の台数や建物の構造によって変動します。

各工程で準備するチェックリスト

4. 売却先の種類と選び方のポイント

厨房機器の売却先には、主に以下の3種類があります。

買取事業者に依頼する場合、搬出作業や代金決済を一括で対応してくれることが多く、撤退スケジュールがタイトな場合に検討されることがあります。一方、ネットオークションや直接譲渡の場合は、価格交渉や搬出の手配を自身で行う必要が生じる可能性があります。どの方法が適しているかは、機器の状態や時間的余裕、希望価格によって異なりますので、複数の選択肢を比較検討されることをおすすめします。

売却先ごとの所要日数・手数料目安

売却先査定から入金までの目安手数料・費用負担の目安特徴
専門買取事業者7〜21日搬出費別途(3〜8万円程度)対応が早く、契約書類も簡易
リサイクルショップ14〜30日手数料10〜20%程度価格交渉が発生しやすい
ネットオークション10〜45日手数料8〜15%+送料価格は変動しやすいが手間が増える
直接譲渡(同業者)即日〜14日原則なし(交渉による)価格は低めになりやすい

5. 売却前に準備しておきたい書類と確認事項

売却手続きを円滑に進めるため、以下の書類や情報を事前に整理しておくとスムーズです。

これらの情報は、査定依頼時や売却契約時に求められることがあります。準備が不十分だと手続きが遅れる可能性があるため、早めの確認をおすすめします。

大家・管理会社へ確認したい主な項目

6. 売却後の手続きと注意点

機器を売却した後は、以下の点を確認しておくと良いでしょう。

売却に伴う税務上の扱いについては、国税庁のウェブサイト(https://www.nta.go.jp)で「固定資産の譲渡所得」に関する情報を確認するか、税務署や専門家にご相談ください。手続きの詳細は個別の状況により異なるため、必要に応じて確認されることをおすすめします。

売却後に残る主な確認事項チェックリスト

よくある質問

居酒屋撤退時に厨房機器を残置する場合、費用はどれくらいかかりますか

残置する場合の費用は、原状回復の範囲や機器の撤去工事の有無によって異なります。相場として、1坪あたり数千円〜数万円程度の事例が報告されていますが、契約内容により大きく変動します。詳細は大家・管理会社や管轄の自治体窓口で確認されることをおすすめします。

厨房機器の買取査定は無料で依頼できますか

多くの買取事業者が無料査定を実施しています。ただし、搬出費用やキャンセル料が発生するケースもあるため、事前に条件を確認しておくと安心です。

売却せずに廃棄する場合、どのように手配すればよいですか

廃棄を検討する場合は、産業廃棄物として処理する必要があります。自治体のルールや許可業者への依頼方法については、各自治体の環境課や管轄の保健所で確認されることをおすすめします。

売却代金はいつ頃入金されますか

売却契約を締結した後、搬出完了から数日〜数週間程度で入金される事例が多いようです。契約書に記載された入金スケジュールを確認してください。

大家の承諾なしに厨房機器を売却しても問題ないですか

賃貸契約書に「残置物は大家の所有物とする」などの条項がある場合があります。売却前に契約内容を再確認のうえ、必要に応じて大家や管理会社へ相談されることをおすすめします。

関連記事

本記事について
本記事は店じまい窓口の編集チームが作成した一般的な情報提供です。実際の手続きは店舗の状況・契約内容・自治体により異なるため、具体的な判断は管轄機関や専門家にご確認ください。 店じまい窓口は、ご相談内容を整理してご案内する窓口であり、代理交渉等は行いません。
かんたん撤退診断をする匿名・無料・60秒 / 閉店を強制しません