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閉店時の解雇通知書の書き方と渡し方・期限の確認手順

公開: 2026年9月12日
飲食店を閉める場合、従業員への解雇通知はいつ・どのように行うのが適切か、書式や交付のタイミングで迷うオーナーも少なくありません。本記事では、通知書の記載項目、発行の義務や期限、渡し方の注意点について、具体的な手順と相場を交えて整理します。まずはご自身の契約内容や状況を確認しながら読み進めてみてください。

この記事で分かること

飲食店の閉店に伴い従業員を解雇する場合、解雇通知書の作成と交付は避けて通れない手続きの一つです。状況によっては「いつまでに」「どのような内容で」通知すればよいのか、判断に迷うケースも出てきます。以下では、通知書の書き方や渡し方、期限の確認手順を中心に、具体的な数字や手順を交せて解説します。

1. 解雇通知書に記載する主な項目と書式の目安

解雇通知書は、従業員に対して「雇用契約を終了する」意思を伝えるための書面です。法令で定められた厳格な書式はありませんが、内容の不明瞭さが後日のトラブルにつながる可能性があるため、記載漏れを防ぐことが重要です。

一般的には以下の項目を盛り込むケースが多いとされています。

  1. 通知日(例:2025年3月15日)
  2. 従業員の氏名・所属店舗名
  3. 解雇の理由(例:店舗閉鎖に伴う人員整理)
  4. 解雇予定日(例:2025年4月15日)
  5. 解雇予告手当の有無と金額(該当する場合)
  6. 事業主の氏名・連絡先・押印

※具体例は店舗の契約内容・状況により異なります。

書式はA4用紙1枚程度に収めるのが一般的です。手書きでも問題ないとされていますが、誤字脱字を避けるためワープロ作成が推奨されることがあります。内容は簡潔にし、感情的な表現は避けるよう注意が必要です。

記載項目の費用内訳例(A4用紙1枚あたり)

項目目安費用備考
印刷用紙・インク10–30円1枚あたり
封筒(任意)5–15円郵送する場合
内容証明郵便(日本郵便)1,100円+オプション記録を残す場合

2. 解雇予告の期限と通知が遅れた場合の対応目安

労働基準法では、解雇の少なくとも30日前までに予告を行うか、30日分以上の平均賃金を解雇予告手当として支払うことが定められています。閉店日程が迫っている場合、この期限を逆算して準備を始める必要があります。

例として、4月30日に閉店する場合、3月31日までに通知を済ませるか、解雇予告手当を支払う選択肢を検討することになります。通知が30日を切る場合は、不足日数分の手当を支払うケースが一般的です。

通知が遅れた場合の対応は、以下の手順で整理されることがあります。

  1. 不足日数を計算(例:10日不足→10日分の平均賃金を算出)
  2. 手当の金額を明記した通知書を再作成
  3. 従業員へ説明し、同意を得たうえで交付

解雇予告手当の相場目安(月給ベース)

月給目安30日分支給額の目安備考
20万円約20万円平均賃金ベース
30万円約30万円同上
40万円約40万円同上

ただし、個別の事情により異なるため、管轄の労働基準監督署で確認することをおすすめします。

3. 通知書の渡し方と記録の残し方の実務手順

通知書を渡すタイミングは、なるべく対面が望ましいとされています。店舗の営業時間外や、従業員が少ない時間帯を選ぶオーナーもいます。渡す際は、内容を口頭で簡単に説明し、質問があればその場で答えるか、後日回答する旨を伝えるとスムーズです。

記録を残すための主な方法は以下の通りです。

郵送の場合は、到達が確認できる方法を選ぶことが一般的です。内容証明郵便を利用する場合、1通あたり1,100円程度+オプション料金がかかることがあります(日本郵便の定める料金に基づく)。

渡し方・記録方法のチェックリスト

4. 解雇通知に伴う費用負担と書類保管の目安

通知書の作成・交付にかかる直接的な費用は比較的少額ですが、解雇予告手当が発生する場合はまとまった金額になる可能性があります。手当の目安は、従業員1人あたり平均賃金の30日分程度とされることが多く、月給30万円の場合、約30万円前後になるケースもあります。

保管については、解雇通知書の控えを少なくとも3年間保管することが推奨されることがあります。労働基準法に基づく賃金台帳や出勤簿と併せて管理すると、後の確認がしやすくなります。

書類保管に必要なファイル・用品の目安費用

項目目安費用備考
A4ファイルボックス300–600円1個あたり
インデックスシール100–200円10枚セット
鍵付きキャビネット3,000–8,000円長期保管用

5. 通知書作成・交付までのチェックリスト(6ヶ月前から逆算)

閉店が決まってから通知書を準備するまでの流れを、時間軸で整理します。

6ヶ月前から逆算した手順リスト

  1. 従業員ごとの雇用契約書・就業規則を一覧化
  2. 解雇予告期限を閉店日から逆算してカレンダーへ記入
  3. 通知書ドラフトを作成し、管轄機関で内容を確認
  4. 最終版を印刷・封入し、渡し方の段取りを決定
  5. 交付後、控えを3年間保管する場所へ収納

事前確認チェックリスト

6. 通知書を渡した後のフォローと再確認ポイント

通知書を交付した後も、従業員から質問が出る可能性があります。連絡先を明記しておき、必要に応じて追加説明を行うと、円滑な手続きにつながりやすいです。

再確認すべき主なポイントは以下の通りです。

  1. 解雇日と最終出勤日のずれがないか
  2. 未払い賃金や有給休暇の残日数に漏れがないか
  3. 社会保険の資格喪失手続きの期限(資格喪失日から5日以内が一般的)

再確認用チェックリスト

これらをリスト化して管理することで、閉店後の手続き漏れを減らせる可能性があります。

※具体例は店舗の契約内容・状況により異なります。

厚生労働省「解雇に関するQ&A」も参考にすると、基本的な考え方を確認できます。

よくある質問

解雇通知書は手書きでも問題ないですか?

手書きでも法的には問題ないとされていますが、誤字脱字を避けるためワープロ作成が推奨されることがあります。内容が読みやすく、双方で確認しやすい形式を選ぶと良いでしょう。

通知が30日を切った場合、必ず手当を支払う必要がありますか?

不足日数分の平均賃金を支払う選択肢が一般的ですが、個別の事情により異なるため、労働基準監督署で確認することをおすすめします。

通知書を内容証明郵便で送る場合、費用はどれくらいですか?

1通あたり1,100円程度+オプション料金がかかることがあります。店舗の状況に応じて、対面交付やメール送信との併用を検討するオーナーもいます。

解雇通知書の控えはどのくらい保管すればよいですか?

少なくとも3年間保管することが推奨されることがあります。賃金台帳など他の書類と一緒に管理すると確認がしやすくなります。

通知書の内容に誤りがあった場合、どう対応すればよいですか?

速やかに訂正版を作成し、従業員に再交付することを検討してください。誤りが重大な場合は、管轄の労働基準監督署に相談するのも一つの方法です。

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本記事について
本記事は店じまい窓口の編集チームが作成した一般的な情報提供です。実際の手続きは店舗の状況・契約内容・自治体により異なるため、具体的な判断は管轄機関や専門家にご確認ください。 店じまい窓口は、ご相談内容を整理してご案内する窓口であり、代理交渉等は行いません。
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